夢の浮橋

2009年1月20日 月組
遅まきながら月組感想を。

実は2007年の1年間は、たまたまご縁がなくてこの組の公演を見逃してしまったのです。要は「パリ空」と「マジ鬱」を観てないってことですね。で、間の大劇場以外の公演も、なかなか手が回らなかったわけですよ。
2008年は「ミーマイ」はなんとか見れたものの、すでにその時点で、結構キツかったんですね。下級生がぜんぜんわからん!!というより、中堅学年も相当わからん・・・。そんな状態で、今回の「夢の浮橋」ですよ。

確かに、衣装は豪華絢爛ですばらしかった。さすが日本王朝もの。でも・・・みな髪型も同じだから、見分けがつかないのですよ(涙)。
んでもって、どういうわけか、あまり役名で呼び合ってくれないのですよ。
イヤ、さすがに匂宮(最初に変換したら「におう飲み屋」だったw)と薫の区別はつきますよ。
でもさ、そのほかの人たちが、皇族なんだか臣下なんだか、気を抜くとわからなくなるのよ~。
世代も、よくわからないのよ~。えと、夕霧(磯野千尋)と薫(霧矢大夢)って何歳くらいの差があるんだっけ???光源氏(萬あきら)の長男と末っ子ですよねぇ?
原作が、淡々とした盛り上がりのない話だから、かなり大野くんも頑張って、皇位継承の話をからめたりして、一生懸命盛り上がらせているのですが、とにかく主役二人以外のキャラがわかりにくくて、つらかったです。(というか、「カラマーゾフ」がキャラ立ち過ぎだったのか?)
もう一回か二回観れば、分かるのかな?でもその気力が出ない。
・・・いちお、薫の狂気っぷりには、プチ萌えしましたが。あの男、ヤヴァイよねぇ?

そう!!そういえば、無料のあらすじチラシが廃止になっていたじゃないですか!!
ワケワカメ(死語)なのは、それもあるよ。
せめて主要メンバーだけはなんとかわかるようにしておいてもらえまいか?
隣の人が買っていたパンフをチラ見したら(ヲイ)、各役の紹介などは以前よりかなり充実していたので、要は「パンフ買え!」ってことなんだろうけどさ、ただでさえ、チケ代値上げしているのに、ずうずうしすぎるぞ、歌劇団。
あと、アレ、外国人のお客には必須だったと思うのだが。
みんながみんな、予習してくるファンじゃねーんだよ、ゴラァ。

ショーは・・・熱かった。
アサコは小林幸子だった。
あいあいがなんで娘1じゃいかんのか、わからん。
慣れてないからかもしれないが、ここぞというところでトップコンビ場面にならないと、なんか焦点がぼけて感じるんだが。

大駄作とは思わないが・・・佳作とも言い難いなぁ。
と微妙な感想を抱きながら、赤坂wへ帰っていったワタクシでした。

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