ルドルフ―ザ・ラスト・キス(キャスト編)
2008年5月12日 OG出演珍しく、続きです。
キャスト編といっても、どっちかというと脚本の文句で、演者に対する批判では・・・ないつもり・・・。
○ルドルフ:井上芳雄
この人、ホントに品が良い顔立ちだよね。正に、プリンス役者ですなぁ。
歌い方が、今回もいかにもヨチオ節でした。上手いんだけど、合わない人は合わないかな。
アタリマエだけど、東宝「エリザ」初演時より老けて(まだまだ若いけど)、「30過ぎた皇太子」という史実に近づいたぶん、深みは増したと思います。
○マリー:笹本玲奈
かわうい。でもゲルマン女性には見えない・・・。
途中から、どうにもエリス@舞姫が思い浮かんで困った。
つか、エリスは全然豊太郎を理解していませんが・・・マリーも根本的には理解してないよね。あれだけ危険だ危険だ言われてても、意味わかってなさそうじゃん。雰囲気でルドルフの背中押して、突き落としちゃった感がある。ま、それでいいのかもしれないですが。
もっと玉の輿狙いの野心家の面が強く描かれるのかと思っていたら、アッサリ真実の愛に目覚めちゃったのにはちと拍子抜けした。
○ステファニー:知念里奈
いやはや、キッツイ、キッツイ。こりゃ、たいていの男はイヤになるだろ、と思わせる「正妻」タイプ。それで、マリーとルドルフの純愛感を出すんだろうケド・・・でも割り喰った役だよねぇ。
ドイツ大使館の舞踏会で、二人を見つけて駆け寄るところは、「早く、ジャン(@うたかたの恋)出てきて、彼女と踊ってくれよ」と思ってしまった(爆)。
○ラリッシュ:香寿たつき
相変わらずスバラシイ歌唱力。「美しき戦争」は楽しかったです。
しかしこの人と畠中さんを見ると、どうも「天翔ける風に」を思い出して困る。
○ヨハン・ファイファー:浦井健治
狂言回しな手品師。全然回してないけど。
突然、皇帝の執務室の机上に登場するところなんか、アンタはトートですか?
水トート?ってな緑の鬘に白塗りメイク(ピエロっぽいカンジ)で、せっかくのお顔が拝めず、勿体無い。
このキャラがいるため、より「エリザ」に近くなってしまい、二番煎じ感というか、ルドルフ場面を詳しく説明してみますた!的に感じてしまうのではなかろうか?
○エドワード皇太子:新納慎也
出番が少なく気の毒だった・・・そしてキャラはフィラント@君愛だった。
♪なやむことはなっにっもっない〜〜〜〜〜〜〜〜♪
インパクトはあったが。
○フランツ・ヨーゼフ皇帝:壤晴彦
えーと、アナタに「妻に気を遣え」って言われてもねぇ(苦笑)。「わたしのようにならないように」っていう意味ならまだしも、あんな上から目線で「世継ぎは作れ」って、ハッ!自分はお前(ルドルフ)を作ったから、オッケーなのか?
しかも、史実のルドルフの教育係は(エリザベートの意向で)自由主義者たちで固められていたので、そりゃ保守的になるわけがない。そんなルドルフの思想を排斥するのは、要は「育て方を間違えた」ってことですよね。妻に譲歩しすぎてしまったともいうが。つまりは、自業自得じゃんか。
というわけで、「エリザ」のフランツは同情できるキャラでしたが、このフランツはひたすらやなジジィで、そこが共感できませんでした。
あとメイク、ちょっと老けすぎではないでしょうか?マイヤリンク時点で、フランツはまだ50代後半ですよ。
○ツェップス:畠中洋
ツェップスってユダヤ人だったのか!!初めて知った。それで結構ナットクがいったわ。なるほどね。
これまた「エリザ」と同じく、ハンガリー独立をもくろむ勢力と共に皇太子に接近します。・・・もう少し違う演出を考えようよ。
(しかし、今気付いたが、エルマーたちがハンガリー革命にルドルフを誘うくだりは、日本オリジナルなので、この脚本家は知らなかった可能性が高いな。やはり宮本亜門演出で、頑張っていただきたかった)
○ターフェ首相:岡幸二郎
何故彼がルドルフをハメる必要があったのかが、わからない。(アレ、ハメたんですよね?)
だって、ルドルフはパパに全然相手にされてなかったわけだし、アナタの地位は安泰のハズ。
というわけで、「うたかたの恋」の敵役(フリードリヒ公爵)ほどインパクトがなかったなぁ。
なので、そこまで手管を弄せず、単に国のことを考えて、皇太子の活動を危険とみなして排除にかかった、とすればいいんじゃないでしょうか?
悪役にしないで、それぞれ考え方が違っただけで、ハプスブルグのことを思っていたのは同じだった・・・というオチにしたほうが良いと思うんだけどな〜。
しかし、さすが岡さん、「命令次第」のナンバーは圧巻でした。一番印象に残ってます。(首吊り人形もね)
○皇妃エリザベート:栗山絵美
シシィがアンサンブルかよっ(笑)。侍女二人を従えて、黒い服にパラソルさして、
下手前面から上手奥へ早足に消えていくだけ。かなりウケた。
キャスト編といっても、どっちかというと脚本の文句で、演者に対する批判では・・・ないつもり・・・。
○ルドルフ:井上芳雄
この人、ホントに品が良い顔立ちだよね。正に、プリンス役者ですなぁ。
歌い方が、今回もいかにもヨチオ節でした。上手いんだけど、合わない人は合わないかな。
アタリマエだけど、東宝「エリザ」初演時より老けて(まだまだ若いけど)、「30過ぎた皇太子」という史実に近づいたぶん、深みは増したと思います。
○マリー:笹本玲奈
かわうい。でもゲルマン女性には見えない・・・。
途中から、どうにもエリス@舞姫が思い浮かんで困った。
つか、エリスは全然豊太郎を理解していませんが・・・マリーも根本的には理解してないよね。あれだけ危険だ危険だ言われてても、意味わかってなさそうじゃん。雰囲気でルドルフの背中押して、突き落としちゃった感がある。ま、それでいいのかもしれないですが。
もっと玉の輿狙いの野心家の面が強く描かれるのかと思っていたら、アッサリ真実の愛に目覚めちゃったのにはちと拍子抜けした。
○ステファニー:知念里奈
いやはや、キッツイ、キッツイ。こりゃ、たいていの男はイヤになるだろ、と思わせる「正妻」タイプ。それで、マリーとルドルフの純愛感を出すんだろうケド・・・でも割り喰った役だよねぇ。
ドイツ大使館の舞踏会で、二人を見つけて駆け寄るところは、「早く、ジャン(@うたかたの恋)出てきて、彼女と踊ってくれよ」と思ってしまった(爆)。
○ラリッシュ:香寿たつき
相変わらずスバラシイ歌唱力。「美しき戦争」は楽しかったです。
しかしこの人と畠中さんを見ると、どうも「天翔ける風に」を思い出して困る。
○ヨハン・ファイファー:浦井健治
狂言回しな手品師。全然回してないけど。
突然、皇帝の執務室の机上に登場するところなんか、アンタはトートですか?
水トート?ってな緑の鬘に白塗りメイク(ピエロっぽいカンジ)で、せっかくのお顔が拝めず、勿体無い。
このキャラがいるため、より「エリザ」に近くなってしまい、二番煎じ感というか、ルドルフ場面を詳しく説明してみますた!的に感じてしまうのではなかろうか?
○エドワード皇太子:新納慎也
出番が少なく気の毒だった・・・そしてキャラはフィラント@君愛だった。
♪なやむことはなっにっもっない〜〜〜〜〜〜〜〜♪
インパクトはあったが。
○フランツ・ヨーゼフ皇帝:壤晴彦
えーと、アナタに「妻に気を遣え」って言われてもねぇ(苦笑)。「わたしのようにならないように」っていう意味ならまだしも、あんな上から目線で「世継ぎは作れ」って、ハッ!自分はお前(ルドルフ)を作ったから、オッケーなのか?
しかも、史実のルドルフの教育係は(エリザベートの意向で)自由主義者たちで固められていたので、そりゃ保守的になるわけがない。そんなルドルフの思想を排斥するのは、要は「育て方を間違えた」ってことですよね。妻に譲歩しすぎてしまったともいうが。つまりは、自業自得じゃんか。
というわけで、「エリザ」のフランツは同情できるキャラでしたが、このフランツはひたすらやなジジィで、そこが共感できませんでした。
あとメイク、ちょっと老けすぎではないでしょうか?マイヤリンク時点で、フランツはまだ50代後半ですよ。
○ツェップス:畠中洋
ツェップスってユダヤ人だったのか!!初めて知った。それで結構ナットクがいったわ。なるほどね。
これまた「エリザ」と同じく、ハンガリー独立をもくろむ勢力と共に皇太子に接近します。・・・もう少し違う演出を考えようよ。
(しかし、今気付いたが、エルマーたちがハンガリー革命にルドルフを誘うくだりは、日本オリジナルなので、この脚本家は知らなかった可能性が高いな。やはり宮本亜門演出で、頑張っていただきたかった)
○ターフェ首相:岡幸二郎
何故彼がルドルフをハメる必要があったのかが、わからない。(アレ、ハメたんですよね?)
だって、ルドルフはパパに全然相手にされてなかったわけだし、アナタの地位は安泰のハズ。
というわけで、「うたかたの恋」の敵役(フリードリヒ公爵)ほどインパクトがなかったなぁ。
なので、そこまで手管を弄せず、単に国のことを考えて、皇太子の活動を危険とみなして排除にかかった、とすればいいんじゃないでしょうか?
悪役にしないで、それぞれ考え方が違っただけで、ハプスブルグのことを思っていたのは同じだった・・・というオチにしたほうが良いと思うんだけどな〜。
しかし、さすが岡さん、「命令次第」のナンバーは圧巻でした。一番印象に残ってます。(首吊り人形もね)
○皇妃エリザベート:栗山絵美
シシィがアンサンブルかよっ(笑)。侍女二人を従えて、黒い服にパラソルさして、
下手前面から上手奥へ早足に消えていくだけ。かなりウケた。
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